テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、世界ランク35位の
M・ズベレフ(ドイツ)に「プロとしてふさわしくない1回戦のパフォーマンス」をしたとして、罰金45,000米ドル(約497万円)を科すと発表した。ズベレフはこれで国際テニス連盟のITFが定めた新ルールが適用された1人目となった。
>>全豪オープン対戦表<<30歳のズベレフは、世界ランク58位の
チョン・ヒョン(韓国)との男子シングルス1回戦で、試合開始から48分経った2-6, 1-4の時点で途中棄権を申し出た。
今年の全豪オープンから適用された新ルールでは「シングルス1回戦に出場し、途中棄権、もしくはプロとしての基準以下のプレーをした選手は、2018年から最大で1回戦(と同等額)の賞金が取り上げられる」とされている。
昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、 芝、グランドスラム)では男子7選手が1回戦を途中棄権。ITFは昨今増加している選手の途中棄権を回避するため今回のルール新設に踏み切った。
45,000米ドルの罰金を受けたズベレフは、60,000豪ドル(約528万円)の賞金を受け取るため、手元に残る金額は約34万円のみ。
新ルールの下では、選手は試合前に1回戦を棄権すれば賞金の50%を受け取ることができ、残りの50パーセントは繰上げ出場する選手に支払われる。
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