男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)で初戦を突破して4年ぶり4度目の年間王者が確定し、1973年にATP世界ランキングが創設されて以来初となる30代の年間ナンバーワン選手となった第1シードの
R・ナダル(スペイン)は2日、自身のツイッターに動画を投稿し「今日はとても大切な日となった。この数年で起こった様々なことを考えると、それを成し得たのはとても大切な事」とコメントした。
>>ナダルらパリ・マスターズ 対戦表<<今大会、第2シードで出場予定だった
R・フェデラー(スイス)が背中の負傷を理由に欠場していたため、ナダルは2回戦を突破した時点で年間ナンバーワンが決まることになっていた。
この日は21歳で世界ランク55位の
チョン・ヒョン(韓国)と対戦。今年5月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/ バルセロナ、レッドクレー、ATP500)準々決勝と同様に苦戦を強いられたが、7-5, 6-3のストレートで勝利して年間王者の座をものにした。
3回戦では、
P・クエバス(ウルグアイ)と対戦する。クエバスは、同日の2回戦で第15シードの
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を下しての勝ち上がり。
これまでナダルは、2008・2010・2013年に年間王者でシーズンを終えており、今回は
N・ジョコビッチ(セルビア)、
I・レンドル(アメリカ)、
J・マッケンロー(アメリカ)に並ぶ4度目となる。
年間ナンバーワンの最多記録は
P・サンプラス(アメリカ)の6度で、
J・コナーズ(アメリカ)とフェデラーの5度と続く。
昨年は、
A・マレー(イギリス)が初の年間世界ランク1位を記録し、ジョコビッチの3年連続年間1位を阻止した。
31歳のナダルは「ロンドンでそのトロフィーを受け取るのは自分にとってとても意味のある事で特別な瞬間だろう。もちろん、皆さんがいなかったら同じようにはならなかった。」
「いつも大きなサポート、本当にありがとう。このまま引き続き頑張って最後の2大会に全力を尽くそうと思っている。またすぐに会いましょう」と初タイトルを狙う今大会と12日に開幕するNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)に向けて意気込んだ。
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