男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は23日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク38位の
杉田祐一は18歳の
D・シャポバロフ(カナダ)に6-4, 2-6, 6-7 (3-7)の逆転で敗れ、惜しくも初戦突破とはならなかった。
>>スイス室内 対戦表<<この日、第1セットを先取する好スタートを切った杉田だったが、第2セットから勢いに乗ったシャポバロフの強打に押され、セットカウント1-1に追いつかれる。ファイナルセットは一進一退の攻防から、タイブレークで杉田は最後ダブルフォルトを犯してしまい、2時間で力尽きた。
Tennis TVのツイッターでは、ベースラインからラインぎりぎりへバックハンドのショットを決めたシャポバロフに対し、杉田は苦笑いで脱帽した様子の動画が掲載されている。
現在29歳の杉田は今シーズンに飛躍。7月のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本男子史上3人目のツアー優勝を成し遂げると、国別対抗戦 デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本vsブラジル(日本/大阪、靱テニスセンター)では
錦織圭が不在の中でシングルス2勝をあげて勝利に大きく貢献。
ベスト8へ進出した楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード、ATP500)後の世界ランキングでは自己最高の36位を記録し、錦織に次ぐ日本男子史上2人目の30位台へ浮上した。
前週のイントゥルム・ストックホルム・オープン(ストックホルム/スウェーデン、ハード、ATP250)では準々決勝で元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れるも善戦した。
一方、勝利したシャポバロフは2回戦で、第7シードの
A・マナリノ(フランス)と
R・ベーメルマンス(ベルギー)の勝者と対戦する。
今大会の第1シードは2年ぶり8度目の優勝を狙う
R・フェデラー(スイス)、第2シードは昨年の決勝で錦織を破りスイス・インドアを初制覇した
M・チリッチ(クロアチア)、第3シードは
D・ゴファン(ベルギー)、第4シードはデル=ポトロ。
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