テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第28シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)が第17シードの
S・クエリー(アメリカ)を7-6 (7-5), 6-7 (9-11), 6-3, 7-6 (9-7)で下し、四大大会初のベスト4進出を果たした。
>>ナダルvsルブレフ 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<第1セット、序盤から両者譲らぬ展開となるもアンダーソンがタイブレークをものにしてこのセットを先取。
続く第2セットも両者1ブレークずつで再びタイブレークに突入したが、アンダーソンはクエリーにポイント連取を許してしまい、セットカウント1-1に。
第3セット、ミスが増えたクエリーの隙をつき、アンダーソンが第6ゲームでブレークに成功して勝利まであと1セットに迫る。続く第4セットでも粘り強くポイントを重ねたアンダーソンがタイブレークを制し、深夜におよぶ激闘をものにした。
準決勝では、第12シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)と対戦する。カレノ=ブスタは、同日の準々決勝で
D・シュワルツマン(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
31歳のアンダーソンは、現在世界ランク32位に位置しており、これまでツアーで3度のタイトルを獲得。2015年10月には世界ランキングで自己最高の10位を記録した。
これまでの四大大会では、2015年の全米オープンでのベスト8進出が過去最高だった。
今季は8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、 ATP500)で準優勝、ロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)ではベスト8に進出した。
一方、敗れたクエリーは今大会、1回戦で
G・シモン(フランス)、2回戦で
D・セラ(イスラエル)、3回戦で予選勝者の
R・アルボット(モルドバ)、4回戦で第23シードの
M・ズベレフ(ドイツ)を下し、準々決勝進出に駒を進めていた。
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