男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は4日、シングルス決勝戦が行われ、世界ランク40位の
S・クエリー(アメリカ)が第2シードの
R・ナダル(スペイン)を6-3, 7-6 (7-3)のストレートで下して今季初優勝を果たし、キャリア通算9勝目をあげた。
>>アカプルコ対戦表<<決勝戦、今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ファイナリストのナダルに対し、果敢に攻め続けたクエリーは19本ものサービスエースを叩きつけ、1度もブレークを許さなかった。さらに第1セットで1ブレーク、第2セットのタイブレークでは強打を武器にリードし、1時間34分で勝利した。
29歳のクエリーは世界ランキングで2011年に自己最高の17位を記録。昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)3回戦では
N・ジョコビッチ(セルビア)を破る金星をあげた。
今大会は1回戦で
K・エドモンド(英国)に勝利すると、2回戦で第5シードの
D・ゴファン(ベルギー)、準々決勝で第4シードのD・ティエム、準決勝で第6シードの
N・キリオス(オーストラリア)、そして決勝で元世界ランク1位のナダルを破る快進撃で、昨年のデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード、 ATP250)以来のタイトルを獲得した。
第1シードのジョコビッチは、準々決勝でキリオスにストレートで敗れた。
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