テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)は第16シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に3-6, 4-6, 6-3, 6-4, 13-15のフルセットで敗れ、惜しくも6年ぶりのベスト8進出とはならなかった。
>>ウィンブルドン対戦表<<この日、ミュラーの強烈サービスに苦しめられたナダルは、ミスが先行して第1・2セットを奪われ、2セットダウンの崖っぷちに。続く第3・4セットを奪い返したが、ファイナルセットでは第28ゲームでミスを重ねてブレークを許してしまい、4時間半超えの死闘に敗れた。
今大会は、1回戦で世界ランク137位の
J・ミルマン(オーストラリア)、2回戦で同43位の
D・ヤング(アメリカ)、3回戦で第30シードの
K・カチャノフ(ロシア)に勝利し、1セットも落とすことなく4回戦に駒を進めていた。
過去のウィンブルドンでは5度決勝に進出しており、2008・2010年には優勝を飾っている。昨年は左手首の怪我を理由に欠場した。
今シーズンのグランドスラムは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で
R・フェデラー(スイス)に敗れるも準優勝。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では、史上最多10度目の優勝を飾った。
一方、大会初のベスト8進出を果たした34歳ミュラーは準々決勝で、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは、4回戦で第18シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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