テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第6シードの
D・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-4, 6-0のストレートで下して決勝進出を果たした第4シードの
R・ナダル(スペイン)が、会見で「(第2セットが)鍵だったと思う」と、振り返った。
>>ナダルvsワウリンカ 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<「第3セットに入るまではタフな試合だった。彼(ティーム)にも何度もチャンスがあったが、それを生かせなかったのが勝敗を決めたと思う」と語ったナダルはこの日、ティームに8度のブレークチャンスを与えるも7度しのぎ、自身は6度のブレークに成功。最後はティームに1ゲームも与えない試合を展開し、2時間7分で勝利を手にした。
会見でナダルは「このような試合では、あまりチャンスは訪れない。第1セットでは何度も自分のサービスゲームで劣勢だったが、彼はそれを取りきれなかった。チャンスを生かせないとどんどん難しくなってしまう」と試合を分析。
続けて「彼は何度もチャンスがありながら、生かせなかった。そんな中、自分は安定したプレーが出来ていた。彼に主導権を握らせなかった」と話していた。
決勝では、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは、同日の準決勝で第1シードの
A・マレー(英国)を破っての勝ち上がり。
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