テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が第6シードの
D・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-4, 6-0のストレートで下して決勝進出を果たし、史上最多10度目の優勝に王手をかけた。
>>ナダルvsワウリンカ1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この日、前哨戦のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)で敗北を喫したティームを相手にナダルは序盤から圧倒。第3セットでは1ゲームも与えずに快勝した。
決勝では、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは準決勝で第1シードの
A・マレー(英国)との激闘を制しての勝ち上がり。
今大会期間中に31歳の誕生日を迎えたナダル。全仏オープンでは初出場の2005年から4連覇、2010年から5連覇を達成している。
今シーズンは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で左手首の怪我から完全復活を果たして準優勝。
クレーシーズンに入ると、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)の3大会連続でタイトルを獲得した。
一方、敗れた23歳のティームは四大大会初の決勝進出とはならなかった。準々決勝では、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで破り、2年連続のベスト4進出を果たしていた。


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