男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク27位の
P・クエバス(ウルグアイ)が同19位の
A・ズベレフ(ドイツ)を3-6, 6-0, 6-4の逆転で破り、四大大会に次ぐグレード「ATPマスターズ1000」で初のベスト4進出を果たした。
>>ジョコvsナダル1ポイント速報<<>>マドリッドOP対戦表<<この日、第1セットを落としたクエバスは、第2セットの第2ゲームでスーパーショットを披露した。
ゲームポイントを握られたクエバスはドロップショットで先手を打つも、ズベレフにロブを打たれてベースラインへ下げられてしまう。そして、クエバスが選択したショットはノールックの背面ショットだった。それが決まると会場からは拍手と歓声が響き、この日一番の盛り上がりを見せた。
その後、第2セットを取ったクエバスは、ファイナルセットの第10ゲームで1チャンスを活かしてブレークに成功し、前週のBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)を制した20歳のズベレフを1時間30分で下した。
マスターズ初の決勝進出を狙う31歳のクエバスは、準決勝で第8シードのD・ティエムと対戦する。ティエムは準々決勝で世界ランク59位の
B・チョリッチ(クロアチア)をストレートで破っての勝ち上がり。
同日には第6シードの
錦織圭が右手首の負傷により棄権。対戦予定だった第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は思わぬ形で4強入りし、準決勝で第4シードの
R・ナダル(スペイン)と顔を合わせる。
>>錦織らBNLイタリア国際対戦表<<
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