男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が第9シードの
D・ゴファン(ベルギー)を7-6 (7-3), 6-2のストレートで破り、5年連続のベスト4進出を果たした。準決勝では、今回が50度目の対戦となる第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と顔を合わせる。
>>ナダルvsジョコビッチ 1ポイント速報<<>>マドリッドOP対戦表<<この試合の第1セット、互いにサービスキープが続く展開となったが、タイブレークを制したナダルがこのセットを先取。続く第2セット、ナダルが持ち前の粘りでゴファンのミスを誘い出し、第3・7ゲームでブレークに成功。その後もリードを守りきって勝利を手にした。
ナダルは2014年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝以降、ジョコビッチに7連敗中で、通算成績は23勝26敗。
ディフェンディングチャンピオンのジョコビッチは、準々決勝で対戦予定だった第6シードの
錦織圭が右手首の負傷を理由に棄権したため、戦わずしてベスト4進出を決めた。
ナダルは、初戦の2回戦で世界ランク29位のF・フォニュイーニに大苦戦するも7-6 (7-3), 3-6, 6-4のフルセットで勝利。続く3回戦では難敵の
N・キリオス(オーストラリア)を圧倒し、6-3, 6-1のストレートで下して13年連続のベスト8進出を果たした。
今年で15年連続の出場となるムチュア・マドリッド・オープンでは、過去4度タイトルを獲得しており、2013・2014年には大会史上初の2連覇を飾った。昨年は準決勝で
A・マレー(英国)に敗れた。
今シーズンは、ここまで5大会で決勝に進出。特にクレー大会では圧倒的な強さを発揮しており、モンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、 ATP1000)とバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)の2大会連続でタイトルを獲得している。
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