女子テニスの国別対抗戦フェドカップで相手国へ差別的な暴言を浴びせたI・ナスターゼ(ルーマニア)氏に対して、モントリオール・オリンピックで3つの金メダルを獲得した元体操選手のナディア・コマネチ氏が、ツイッターで同胞の騒動を批判した。
コマネチ氏は、1976年のモントリオール・オリンピックで、体操競技選手としてオリンピックの舞台で初の10点満点を叩き出して金メダルを獲得。歴史に名を残した名選手である。
コマネチ氏とナスターゼ氏は、同胞ということもあり同じスポーツ選手として交流があったが、今回の件についてコマネチ氏は「イリは長年私の友達だけど、最近の醜くとても攻撃的な事例は容赦することも守ることもできない」と苦言を呈した。
また、女子テニスで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)も、自身のインスタグラムでナスターゼ氏について「私やまだ生まれていない子供に向かって人種差別的発言をしたり、私のお尻について性差別的な発言をするナスターゼのような人々が、社会に生きていることを知って私は落胆している」と非難している。
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