男子テニスのモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は23日、シングルス決勝が行われ、第15シードのA・ラモス=ヴィノラスを6-1, 6-3のストレートで下した第4シードの
R・ナダル(スペイン)は、オープン化以降初の同一大会で10度の優勝をあげる偉業を成し遂げた。さらに、クレー大会で歴代最多の50勝目、キャリア通算70勝目をあげる快挙を果たした。
>>モンテカルロ対戦表<<この日、ナダルはファーストサービスが入った時に81パーセントと高い確率でポイントを獲得してラモス=ヴィノラスに1度もブレークチャンスを与えない完璧な試合を展開。トータルで4度のブレークに成功し、1時間16分で勝利を手にした。
優勝が決まった瞬間、ナダルは両手を上げて喜びを表した。
現在30歳のナダルは近年怪我に悩まされてきたが、今年最初の四大大会である全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝を果たすと、その後の大会でも好成績を残し、得意のクレー大会で今季初優勝を飾る見事なカムバックを果たした。
今回の勝利により、クレー大会で49勝のG・ヴィラス(アルゼンチン)を抜いて単独トップの50勝目をあげたナダル。
「クレー王者復活」を強く印象づけ、今後出場予定のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でも10度目のタイトルが期待される。
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