男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は26日、シングルス3回戦が行われ、第2シードの
錦織圭が第25シードの
F・ベルダスコ(スペイン)を7-6 (7-2), 6-7 (5-7), 6-1のフルセットで下し、苦戦も6年連続のベスト16進出を果たした。
>>錦織vsデルボニス 1ポイント速報<<>>マイアミOP対戦表<<この日、第2ゲームで早くもブレークに成功した錦織だったが、連続で凡ミスを犯すなどペースを乱してベルダスコに2度のブレークを許しゲームカウント4-5に。その後、第10ゲームでブレークバックに成功してタイブレークへ持ち込み、連続ポイントでベルダスコを引き離して第1セットを先取する。
続く第2セットでは、ギアを上げた錦織が1度のブレークに成功してリードを守り、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。しかし、取り切れずにブレークバックを許して再びタイブレークへ突入し、このセットを落として勝敗はファイナルセットへもつれ込む。
その後、徐々にリズムを掴んでいった錦織は、エア・ケイを披露するなど最後はベルダスコを圧倒し、勝利を手にした。
錦織はベルダスコとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。
今大会、初戦の2回戦で世界ランク74位の
K・アンダーソン(南アフリカ)をストレートで下して3回戦へ駒を進めていた錦織。続く4回戦では、世界ランク57位の
F・デルボニス(アルゼンチン)と対戦する。
錦織が位置するボトムハーフではシード勢の早期敗退が相次ぎ、下半分では錦織以外の全シードが敗退。上半分では第5シードの
R・ナダル(スペイン)、第13シードの
J・ソック(アメリカ)、第26シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)が3回戦進出。第3シードの
M・ラオニッチ(カナダ)はハムストリングの負傷により3回戦を前に棄権している。
昨年のマイアミ・オープンでは大会初の決勝進出を果たしたが、
N・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで敗れて惜しくもマスターズ初優勝とはならなかった。
今大会は世界ランク1位の
A・マレー(英国)と同2位のジョコビッチの欠場により、錦織はグランドスラムに次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で自己最高の第2シードで出場している。
前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では準々決勝でソックに敗れたが、20日に発表された世界ランキングで自己最高タイの4位へ返り咲いた。
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