男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は17日、第9シードの
R・フェデラー(スイス)とのシングルス準々決勝を棄権した第15シードの
N・キリオス(オーストラリア)が、自身のツイッターで「体調の悪さから、ほとんど眠れず、エネルギーは残っていない」と投稿した。
>>BNPパリバ対戦表<<「コートに立つには十分な状態ではなかった。ファンへ謝りたいが、まずは健康を第一に考えなければいけない。それを理解してもらえることを願っている」と綴った。
さらに「ロジャー(フェデラー)のようなチャンピオンとの対戦でチャンスを掴むには、万全の状態でなければいけない。簡単に決断したわけではない」と苦渋の決断を下したことを明かした。
今大会は初戦の2回戦で
H・セバリョス(アルゼンチン)、3回戦で第18シードの
A・ズベレフ(ドイツ)にストレート勝ち。4回戦では、4連覇と6度目の優勝を狙っていた第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に1度もブレークチャンス与えずストレートで勝利し、ベスト8へ進出していた。
最後にキリオスは「ロジャーのこれからの大会での幸運を祈っている。そして、ここまでBNPパリバ・オープンでの皆さんからの応援、本当にありがとう。必ず元気になって帰ってくる」と締めくくった。
キリオスの不戦勝により労せず4強入りのフェデラーは、準決勝で第17シードの
J・ソック(アメリカ)と対戦する。ソックは同日の準々決勝で第4シードの
錦織圭をフルセットで下してマスターズ初のベスト4進出を果たした。
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