テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は28日、女子シングルス決勝が行われ、2年ぶり7度目の優勝を果たした第2シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が表彰式セレモニーで、準優勝を飾った第13シードで姉の
V・ウィリアムズ(アメリカ)に「あなたがいなければ、私のグランドスラム23勝はなかった。今日頑張れたのは、あなたがいたから。本当にありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。
>>フェデラーvsナダル 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<決勝戦、セリーナは第1セットの第3ゲームでラケットを折ってしまうなど、序盤からナーバスだった。しかし、第1セットを先取すると、第2セットでは強烈なリターンエースを決めて第7ゲームでブレーク。リードを守って6-4, 6-4のストレートで優勝を手にし、1968年のオープン化以降で
S・グラフ(ドイツ)を抜く四大大会史上最多23勝目の偉業を成し遂げた。
姉妹対決を制したセリーナは「ヴィーナス、準優勝おめでとう。今日は自分の能力を引き出せて、絶対に勝たなければと思った。彼女(ヴィーナス)は来年も決勝の舞台に立っていると思う。チームの皆がいなければ、この結果はなかった」とコメントした。
ヴィーナスは「セリーナ、おめでとう。23度目のグランドスラム優勝は素晴らしい。あなたの勝利は、私にとっても大きな喜び。この瞬間を味わえたことに感謝。とても幸せ」と述べた。
今大会で優勝したことにより、セリーナは大会後に発表される世界ランキングで1位へ返り咲くことが確定した。
また、翌日に行われる男子シングルス決勝戦では第9シードの
R・ナダル(スペイン)と第17シードの
R・フェデラー(スイス)の黄金カードが実現する。
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