女子テニスで元世界ランク1位の
A・イバノビッチ(セルビア)が28日、自身のフェイスブックで現役引退を表明し、女子テニスのC・ウォズニアキ、
S・ウィリアムズ(アメリカ)、
A・ケルバー(ドイツ)、
P・クヴィトバ(チェコ共和国)らは自身のツイッターでイバノビッチの引退を惜しむメッセージを送った。
今シーズン、セリーナを抜いて初の世界ランク1位に上り詰めたケルバーは「ツアーで最も親しい選手の一人のアナ、寂しくなる。素晴らしいテニス人生だった。エキサイティングな新しい人生にも幸運を」と綴った。
元世界ランク1位のウォズニアキは「ツアーにあなたがいないのを寂しく思う。しかし、あなたと、これからの新しい人生に訪れることに興奮している。また会いましょう」と投稿。
先日自宅でナイフを持った強盗に襲われ、利き手の左手に重傷を負ったクヴィトバも「コートであなたの笑顔が見られなくなるのは寂しい。アナ、あなたは素晴らしいファイターで、プロフェッショナルであり最高の人間。テニスのあとの人生も楽しんで」と元女王の引退を惜しんだ。
29歳のイバノビッチは、2003年にプロ転向を果たすと、2005年にツアー初タイトルを獲得。2008年には全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で決勝進出、その後の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では四大大会初優勝を果たし、この年に初めて世界ランク1位へ上り詰めた。
オフコートでも、2007年からセルビアの国連大使を務め、学校での子供達の安全に力を注いでいた。また、今年7月にはドイツ出身のプロサッカー選手であるB・シュヴァインシュタイガーと挙式をあげた。
今シーズン終盤は、手首の怪我によりツアーをから離れており、1回戦敗退となった全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)が現役最後の公式戦となった。
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