女子テニスで元世界ランク1位の
A・イバノビッチ(セルビア)が28日、自身のフェイスブックで現役引退を表明した。
前日の27日にイバノビッチは、28日の18時(日本時間29日の午前3時)に「重大発表がある」と明かしていた。
「引退する決断を下した。5歳からテニスへの夢を抱き始め、テレビで
M・セレス(アメリカ)のプレーを見ていた。両親はそんな自分をずっと支えてくれて、世界ランクで1位に上り詰めた。2008年に全仏オープンで優勝するまで、そんなことが成し得るなんて夢にも思っていなかった」と動画で語った元女王のイバノビッチは14年のプロ人生に終止符を打った。
2008年がベスト・シーズンだったイバノビッチは、その年に初めて世界ランク1位へ上り詰めた。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で決勝進出、その後の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では四大大会初優勝を果たした。
キャリア通算15勝を誇るイバノビッチは2003年からプロテニス人生をスタートさせ、2005年にツアー初優勝。さらに2007年の全仏オープンや2008年の全豪オープンなど8度の準優勝も飾っている。
オフコートでも、2007年からセルビアの国連大使を務め、学校での子供達の安全に力を注いでいた。また、今年7月にはドイツ出身のプロサッカー選手であるB・シュヴァインシュタイガーと挙式をあげた。
現役最後の公式戦は今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)。その時は1回戦で敗退し、痛めていた手首の怪我からその後のツアーを欠場していた。
■関連ニュース■
・錦織 結婚は「いつかはしたい」・試合中に倒れ中断 寿司が原因?・ジョコ招待しない? 元女王結婚