男子テニスのシーズン開幕直前にアラブ首長国連邦のアブダビで開催されているエキシビション・イベント、ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)は29日、シングルス初戦が行われ、世界ランク9位の
R・ナダル(スペイン)が同10位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-0, 6-4のストレートで下し、復帰戦を白星で飾ると同時に準決勝進出を決めた。
準決勝では、世界ランク3位の
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。
ナダルは、来シーズンから元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)をコーチとしてチームに招き入れることを12月に発表。モヤは、今年11月末にラオニッチとのコーチ関係に終止符を打っていた。
今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦を左手首の故障で途中棄権したナダルは、リハビリ後8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)に出場し、シングルスでは3位決定戦で
錦織圭に敗れて銅メダルに届かなかったが、ダブルスでは
M・ロペス(スペイン)とペアで金メダルを獲得した。
しかし、その後手首の怪我が完治していないことを理由に「2017年シーズンに向けて集中的に準備を始める」と発表し、今シーズンを終了していた。
2017年は、1月1日から開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)からスタート予定。
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