男子テニス協会のATPは17日、男子テニスで世界ランク9位の
R・ナダル(スペイン)が元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)をコーチとしてチームに招き入れることを明かした。
モヤは今シーズン、世界ランク4位の
M・ラオニッチ(カナダ)のコーチとして帯同。11月末にコーチ関係は終了となったが、ラオニッチは7月のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で
R・フェデラー(スイス)らを破り、四大大会初の決勝へ進出。
A・マレー(英国)に敗れるも準優勝を果たした。
ATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は決勝トーナメントへ進出し、地元のマレーを追い詰め、さらに世界ランキングでは自己最高の3位で今シーズンを終了しており、モヤはラオニッチの飛躍に大きく貢献した。
現在30歳のナダルは、今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦を左手首の故障で途中棄権。
リハビリ後、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)に出場し、シングルスでは3位決定戦で
錦織圭に敗れて銅メダル獲得とはならなかったが、ダブルスでは
M・ロペス(スペイン)とペアで金メダルを手にした。
しかし、その後は手首の怪我が完治していないことが理由で、10月の上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)を最後に今シーズンを終えた。
ナダルは12月に行われるエキシビションのムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップで復帰する予定。
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