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福井氏 2016年の日本テニス語る

福井烈
インタビューに応じた福井烈氏
画像提供: tennis365.net
国内テニスツアーの全日本選手権で7度の優勝(最多記録)を誇り、味の素ナショナルトレーニングセンターの副センター長を務めるなど多方面で活躍されている福井烈氏が15日、tennnis365.netの独占インタビューに応じた。

【福井烈氏 独占インタビュー】

Q.今年印象に残っている試合
1つ目は、オリンピックに出場した日本人選手が全員勝ったこと。男子は錦織圭、ダニエル太郎、杉田祐一が、女子は土居美咲、日比野菜緒、土居・穂積絵莉のダブルス。この全種目で全員がオリンピックで勝ったという事実も本当に日本のテニスが大きく成長したなと実感した。これは私たちだけでなく、世界のテニス界の人たちにも日本のテニスが強くなった事を印象づけたと思います。

その影に、忘れてはならないのは選手が活躍するためにスタッフが本当に献身的に対応したこと。とにかく総動員で取り組みました。フィジカル面だけでなく、メンタル面でも選手には心強いものを感じてもらえたんじゃないかなと思います。

2つ目は、錦織の全米オープン、A・マレー(英国)に勝ってベスト4進出を果たしたこと。オリンピックとはまた違う戦い方で、あの試合も凄かったですね。四大大会のチャンピオンになるのも本当に見えてきたなという感じがした。もちろん、まだマレーとN・ジョコビッチ(セルビア)とはATPポイントが離れていますが、最高のプレーをしたら本当に勝てるんだなと実感しました。

3つ目は、大坂なおみが東レ パン パシフィック オープンテニスで準優勝したこと。土居や奈良くるみ、日比野も頑張っています。男子だけじゃないぞと、また新しいポテンシャルの高い子が出てきた。全豪オープン・全仏オープン・全米オープンと3回戦までいってますし、WTAの最優秀新人賞も貰いました。あのパワフルなテニスは何より魅力的なので、彼女に対しても世界が注目している。

(大坂は)世界の選手の中でも、凄くポテンシャルの高い伸びしろのある選手だと思いますね。まだまだ荒削りですが、今まではミスになっていたボールが入ってきて試合に安定感が生まれ勝てるようになってきました。間違いなくトップへいける才能を持っていると思いますが、そんなに甘いものでもない。しかし間違いなくそのポテンシャルは持っているので楽しみです。

4つ目は、デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦のウクライナ戦。何故かというと、錦織のシングルスなしで勝ったことが大きい。錦織が出て勝つのはランキング的にも不思議はないですが、錦織がシングルスに出ないで西岡とダニエルで勝った。ワールドグループ残留も決めましたし、世界に錦織だけじゃないぞとアピールできたと思います。

5つ目は、綿貫陽介の10代の全日本優勝。谷澤英彦が1989年に17歳9カ月で勝って以来27年ぶりのこと。しかも、第1シードの守屋宏紀にも第2シードの内山靖崇にも勝ってるというのは本物ですよね。これで、綿貫も世界のスタートラインに立てたと思います。

また、パラリンピックの車いすテニスで上地結衣と国枝慎吾・斉田悟司がメダルを取ってくれたこと。テニスという大きな括りで考えると、日本は世界のスター選手をようしていて、上地はパラリンピックの日本代表選手団の旗手も務めました。これは忘れてはならないことだと思います。

最後に、石黒修さんが80歳で亡くなられたことです。戦後初のプロテニスプレイヤーで、今まで話しをしてきた選手たちの道を作ってくださった方なんです。決して良いニュースではないですし、本当にショックで、残念ですけど、我々がその意思を継がなければと思っています。






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(2016年12月20日19時44分)

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