男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は19日、シングルス準決勝が行われ、初の決勝進出とはならなかった第5シードの
錦織圭(日本)は試合後の会見で、対戦した第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)とは「まだまだ差は大きくあると感じました。次はもうちょっと戦えるようになりたいです」と力の差を痛感したと語った。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<この日はわずか2ゲームしか取ることが出来ず、1-6, 1-6で完敗し「何も出来ずに終わりましたし、手が出なかった」とコメントした錦織は、1時間6分で力尽きた。トータルポイントは錦織の36に対し、ジョコビッチは63と大差をつけられた。
また、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準決勝から10連敗となった。
3年連続でATPワールドツアー・ファイナルズに出場した錦織は、初戦で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)をストレートで破り、第2戦では第1シードの
A・マレー(英国)と激闘を演じるなど、今大会に手応えも感じており「マレーにあと一歩だったり、ポジティブなところもあるので、また来年もっと上にいけるようにしたいです」と述べた。
一方、勝利したジョコビッチは、決勝で第1シードのマレーと対戦する。
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 3勝0敗
(3)S・ワウリンカ 1勝2敗
(5)錦織圭 1勝2敗
(7)
M・チリッチ(クロアチア) 1勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)N・ジョコビッチ 3勝0敗
(4)M・ラオニチ 2勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝2敗
(9)
D・ゴファン(ベルギー) 0勝1敗
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