男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は18日、グループ・ジョン マッケンローの予選ラウンドロビンが行われ、逆転負けを喫した第5シードの
錦織圭(日本)は、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との準決勝へ向け「なるべく切り替えたい。あまり考えないように、明日戦うだけです」とコメントした。
>>錦織vsジョコビッチ1ポイント速報<<>>ファイナルズ組み合わせ表<<この日、第1セットを先取した錦織だったが、第2セットから第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)に逆転を許し、6-3, 2-6, 3-6で敗れた。
第1シードの
A・マレー(英国)との第2戦に続き、この日も敗北を喫した錦織は「敗戦が続くとメンタル的に難しいです。2セット目からミスが相次いだ。メンタル的に攻めていけなくなってしまった」と悔しさをにじませた。
また「1セット目は良かったので、持続してプレー出来るかだと思う」と手応えも得た錦織は「明日はもうちょっと自信を持ってプレー出来ればと思います」と意気込んだ。
錦織とジョコビッチは今回が13度目の対戦で、今年だけでも5連敗している。錦織は2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準決勝以降は勝利しておらず、現在9連敗中。
5連覇と6度目の優勝を狙うジョコビッチは、11月7日の世界ランキングで2014年の7月7日から122週守ってきた1位の座からマレーに抜かれて2年ぶりに2位へ転落。しかし今大会は好調で、3戦全勝で5年連続7度目の準決勝進出を果たしている。
両者の準決勝は、日本時間20日の5時(現地19日の20時)以降に開始予定。
また、グループ・ジョン マッケンローを3連勝で1位通過のマレーは、準決勝でグループ・イバン レンドル2位通過を決めた第4シードのM・ラオニチと決勝進出を争う。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 3勝0敗
(3)
S・ワウリンカ(スイス) 1勝2敗
(5)錦織圭 1勝2敗
(7)M・チリッチ 1勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)N・ジョコビッチ 3勝0敗
(4)M・ラオニチ 2勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝2敗
(9)
D・ゴファン(ベルギー) 0勝1敗
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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