男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)は世界72位で予選勝者の
M・ズベレフ(ドイツ)に2-6, 7-5, 1-6のフルセットで敗れ、5年ぶり2度目のベスト4進出とはならなかった。
>>錦織vsミュラー 1ポイント速報<<>>スイス・インドア 対戦表<<第1セット、2度のブレークを許したワウリンカは1度もブレークのチャンスを掴むことができず、このセットを落とす。
第2セットはファーストサービスが入った時に84パーセントの高い確率でポイントを獲得。さらに2度のブレークに成功し、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、第3ゲームでまたも先にブレークを許したワウリンカは、苛立ちを隠しきれずラケットを破壊し、2度目の警告を受けポイントを失ってしまう。その後も自身のプレーを修正することができず、フルセットで敗れた。
ワウリンカは、2014年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、2015年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続き今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でタイトルを獲得し、
A・マレー(英国)に並ぶ四大大会3勝目をあげた。
一方、勝利したズベレフは準決勝で、第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
ズベレフは男子テニス界期待の若手
A・ズベレフ(ドイツ)の兄で、10月中旬の上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)準々決勝では、世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)から第1セットを先取する大健闘をみせた。
また、同日のシングルス準々決勝で第3シードの
錦織圭が、過去4連敗していた宿敵の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に7-5, 6-4のストレートで初勝利し、5年ぶり2度目のベスト4進出を果たしている。
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