男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク37位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)が同48位の
F・デルボニス(アルゼンチン)を6-7 (4-7), 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で下し、初のベスト4進出。この結果、第3シードの
錦織圭(日本)は、準決勝で33歳のミュラーと対戦することが決まった。
>>スイス・インドア対戦表<<準々決勝で25本のサービスエースを叩き込んだミュラーは、3度のブレークに成功し、2時間44分のロングマッチを制した。
両者は今回が2度目の対戦で、ミュラーの2連勝。
準決勝でミュラーと対戦する錦織は、10月上旬の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)で痛めた臀部の怪我からの復帰戦となった1回戦で世界ランク77位の
D・ラヨビッチ(セルビア)、2回戦で世界ランク38位の
P・ロレンジ(イタリア)を7-6 (7-3), 6-2のストレート、準々決勝では過去4連敗中だった宿敵の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)にストレートで勝利しての勝ち上がり。
錦織とミュラーは今回が3度目の対戦で、錦織の2連勝中。2011年のウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード、ATP250)1回戦以来の顔合わせ。
2011年のスイス・インドアでは、
N・ジョコビッチ(セルビア)らを破り決勝進出。
R・フェデラー(スイス)に敗れるも準優勝を果たした。
また、錦織は11月13日に開幕するATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)に3年連続の出場が確定しており、31日発表の世界ランキングで
M・ラオニチ(カナダ)を抜いて自己最高タイの4位に復帰することが決まっている。
■関連ニュース■
・錦織 デルポと米で激突・錦織 復帰戦「勝てて嬉しい」・錦織、最終戦確定「ワクワク」