これまで4度メルドニウムの陽性反応が出ていたと国際テニス連盟(ITF)が明らかにしていた女子テニスで世界ランク79位の
V・レプシェンコ(アメリカ)は、メルドニウムが禁止薬物に指定された1月1日以前に摂取した事実が認められ、全ての処分を解除されたと20日に発表した。
ITFは今年の3月にレプシェンコに対して、暫定的に公式戦への出場を禁止する処分を下していたが、その行為に対しての過失などを負わなくても良いとの判断が下されていた。
ミルドネートとしても知られているメルドニウムは、
M・シャラポワ(ロシア)が現在2年間の出場停止処分が下される原因となった薬物で、シャラポワはそれを1月に行われていた全豪オープン期間中に服用していた。
ラトビアで生産されているメルドニウムは通常、心臓疾患の治療のために使用される。
ITFが公にしたところによると、レプシェンコから1月7日、2月1日、3月1日、4月7日にメルドニウムが検出されたが、その量は徐々に減少していった。レプシェンコは暫定的な処分に対して、最後にメルドニウムのタブレットを服用したのが昨年の12月20日頃だったとして、不服を申し立てていた。
2012年10月に自己最高位の19位を記録した30歳のレプシェンコは、ウズベキスタン生まれながら2001年からアメリカへ移住し、2007年9月にアメリカ国籍を取得してアメリカ人としてツアーを回り始めていた。
(STATS - AP)


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