ヨネックス株式会社は、2015年10月に次世代航空宇宙用途向けに開発された「高弾性」かつ「高強度」なカーボンをテニス業界で初めて使用し、更なるスピードショットを可能にするテニスラケット「EZONE DR(イーゾーン ディーアール)」を発売し、プロからアマチュアに至るまでその高性能に非常に好評だが、今回は新デザイン「ブラック/ブルー」を2016年10月上旬より発売する。
このラケットは、ATPツアーが選ぶNext Generation2016キャンペーンの筆頭となっている
N・キリオス(オーストラリア)の助言をもとに新たにデザインされたもので、より攻撃的なキリオスのショットをイメージできるカラーリングに仕上げた。
キリオスは、最初に見た時から非常に気に入り「とてもかっこいいデザインだね。青い稲妻が切り裂くようなイメージで、大胆な僕のプレイにあっているね。」とコメント。キリオスは本年10月開催の「楽天ジャパンオープン」からこのラケットを使用開始予定とし、世界No.1にむけた更なる躍進が注目される。
「EZONE DR ブラック/ブルー」<製品特長>・「反発」と「粘り」を高次元で両立した新素材「ナノメトリック DR」をフレーム内側に搭載。しなってから瞬時に復元することでラケットのパワーが向上する。
・ストリングの振幅が均一になる様、グロメット(ストリングを保護するパーツ)の内径と形を6段階に設計。スウィートエリアが3%拡大し、オフセンターでのショットの威力を高めた。
・縦、横ストリングの長さを均一に近づけることでスウィートエリアを拡大する、当社独自の四角いフレーム形状「アイソメトリック」を採用。
■テクノロジー・「ナノメトリックDR」
テニス業界で世界初、東レ(株)の次世代航空宇宙用素材を採用。当社独自のナノサイエンス技術で組み上げ、「粘り強さ」と「反発性能」を高い次元で両立する素材。フレーム内側の2時から10時の位置に搭載することで、しなってから瞬時に復元し、スピードショットを可能にする。
・6段設計の新グロメット設計
ストリング1本1本の固有振幅(たわみ)を測定し、ストリングの振幅が均一になる様にグロメット(ストリングを守る保護パーツ)の穴の大きさ・形を6段階に分けて設計。スウィートエリアが3%拡大し、オフセンターのパワーを向上した。
・アイソメトリック
「アイソメトリック」とは、縦・横ストリングの長さを均一に近づけることで、ストリングの有効可動域を広げ、一般的な円形ラケットに比べてスウィートエリアが7%広い、当社独自の四角いフレーム形状。アイソメトリックの98インチは円形ラケットの105インチに相当する。
■他社主力品とEZONE DRの比較データボールスピード約7パーセントアップ
現代のパワーテニスでは、トップレベルのゲーム程厳しいコースへのショットが多く、打点は一定ではない。「EZONE DR」はスウィートエリアを広げてオフセンターのパワーを向上させたことで、サーブのリターンや走らされた劣勢な状況でも、攻めに転じる力強いショットを打つことができる。
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