テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝戦が行われ、第2シードの
A・ケルバー(ドイツ)が第10シードの
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)を6-3, 4-6, 6-4のフルセットで下して大会初優勝を飾ると同時に、四大大会2勝目をあげた。さらに、12日に発表される世界ランキングでは
S・ウィリアムズ(アメリカ)を抜いて1位へ浮上することが確定している。
>>全米オープン対戦表<<決勝戦、第1セットの第1ゲームでブレークに成功したケルバーは第9ゲームもプリスコバのサービスゲームを破り、このセットを先取。
第2セットはプリスコバに押されてセットカウント1-1とするも、ファイナルセットは2度ブレークしたケルバーが優勝を決めた。
両者は今回が8度目の対戦で、ケルバーから5勝3敗。今大会前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTAプレミア)ではプリスコバがストレートで勝利していた。
今シーズンのケルバーは好調で、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)でグランドスラム初優勝。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は初戦で敗退するも、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)では準優勝を飾った。
リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)でも決勝進出を果たしたが、
M・プイグ(プエルトリコ)に敗れて銀メダルに甘んじた。
一方、準優勝プリスコバは準決勝で第1シードのセリーナを破り、グランドスラム初の決勝進出を果たしていた。
![](http://news.tennis365.net/news/photo/160829_usopen_300_100.jpg)
![](http://news.tennis365.net/news/img/vasco/chuuko_news_0330.jpg)
■関連ニュース■
・セリーナ 世界1位転落確定・ケルバー 今季GS3度目の決勝・初Vケルバー 土居戦が鍵だった