イタリア・テニス協会により、八百長を行ったとして公式戦への出場停止処分の男子プロテニス選手3名に対して、世界テニス腐敗防止委員会が調査へ乗り出したことが分かった。
世界ランク143位の
M・チェッキナート(イタリア)、ランキングの低いR・アカルディとA・カンポは故意に試合の結果を操作したとして、イタリア・テニス協会から18カ月の出場停止処分が下された。
国際テニス連盟(ITF)曰く、テニス腐敗防止委員会が既にイタリア・テニス協会へ今回の処分が下されることになった証拠を提出するように求めているという。
ITFは「その証拠を受け取り、テニス腐敗防止委員会が定めた調査が進められたら、その3選手へテニス腐敗防止プログラムの規定に基づき処分を下すか判断される」と今後のプロセスについて語った。
イタリア・テニス協会は、チェッキナートには2015年10月にモロッコで行われたチャレンジャー大会の試合で、故意に結果を操作したとして2018年1月までの出場停止処分と、4万ユーロ(約470万円)の罰金が科された。その大会では、準々決勝でK・マイチュルザクに1-6, 4-6で敗れていた。
先週末行われた男子国別対抗戦のデビスカップ準々決勝でチェッキナートは、イタリアチームの一員として試合会場に訪れた。試合には出場しなかったが、イタリアはアルゼンチンに1勝3敗で敗れた。
ATPツアーレベルの試合に出場していないアカルディとカンポは、それぞれいくつかの八百長に関わったとして、16カ月の出場停止処分が下されている。
(STATS - AP)
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