男子テニスのホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)は17日、シングルス決勝戦が行われ、第2シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)が第3シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 7-6 (14-12)の激闘を制して大会初、今季初の優勝を飾った。
ビッグサーバー対決となったこの試合、ミュラーはトータルでサービスエースを18本、カルロビッチはそれを上回る27本を叩き込み、3セット全てタイブレークにもつれ込む接戦だった。
勝敗が決まるファイナルセットのタイブレークでは、最後はカルロビッチが2ポイント連取に成功し、2時間56分の死闘を制した。
この勝利により、カルロビッチはミュラーとの対戦成績を1勝1敗とした。
現在37歳のカルロビッチは、2014年のホール・オブ・フェーム選手権決勝で
L・ヒューイット(オーストラリア)、昨年の決勝では
R・ラム(アメリカ)に敗れていずれも準優勝に終わっており、今回は大会初のタイトル獲得となった。
キャリアでは、昨年2月のデルレイ・ビーチ・オープン(アメリカ/デルレイ・ビーチ、ハード、ATP250)以来の優勝。通算7勝目となった。
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