テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会5日目の26日、男子シングルス2回戦が行われ、第4シードで世界ランク5位の
R・ナダル(スペイン)が同99位の
F・バグニス(アルゼンチン)を6-3, 6-0, 6-3のストレートで下して12年連続の3回戦進出。また、今回の勝利によりグランドスラム200勝を達成した。
>>全仏オープン 対戦表<<この試合、第1セットの第1ゲームでバグニスにブレークを許したナダルだったが、第3ゲームから怒涛の5ゲーム連取に成功。流れを掴んだナダルはこのセットを先取すると、その後の第2セットではベーグルで2セットアップとした。
第3セットでも主導権を握ったナダルがバグニスを圧倒し、ストレートで勝利した。
3回戦では、
M・グラノジェルス(スペイン)と
N・マウー(フランス)の勝者と対戦する。
ナダルは今大会、1回戦で世界ランク100位の
S・グロス(オーストラリア)に完勝で2回戦へ駒を進めていた。
全仏オープンで過去9度の優勝を誇るナダルは、得意とするクレーコートでの圧倒的強さを見せていたが、昨年の準々決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて6連覇と10度目のタイトル獲得を逃した。
しかし、今季のクレーコート・シーズンに入ってからは4月のモンテカルロ・マスターズとバルセロナ・オープンで優勝するなど、復活の兆しを見せている。グランドスラムでは、2014年の全仏オープン以降タイトル獲得に至っていないが、今回は2年ぶり10度目の優勝を狙う。
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