テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は25日、男子シングルス2回戦が行われ、第5シードの
錦織圭が世界ランク40位の
A・クズネツォフ(ロシア)を6-3, 6-3, 6-3のストレートで下し、2年連続の3回戦進出を決めた。
>>全仏オープン対戦表<<23日、錦織は1回戦終了後の会見で、クズネツォフについて「危険な選手。難しい試合になると思う」と警戒していた。
迎えた2回戦、その予想が当たり、第1セットの序盤でクズネツォフにブレークされリードを許す展開に。序盤は少し硬さが見えたが、第6ゲームでブレークに成功すると勢いに乗り、その後は多彩なプレーでクズネツォフを翻弄しこのセットを先取。
その後、試合の流れを掴んだ錦織は第2・第3セットと危なげなく取り、勝利を手にした。
3回戦では、
F・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。ベルダスコは2回戦で
I・ドディグ(クロアチア)を破っての勝ち上がり。
昨年の全仏オープンでは日本男子で1933年の
佐藤次郎以来82年ぶりとなるベスト8進出の快挙を成し遂げた錦織。今年はグランドスラム初優勝を狙う。
今季のクレーコート・シーズンでは、4月のバルセロナ・オープン決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れ3連覇を逃すも準優勝。5月のマドリッド・オープンとBNLイタリア国際では世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に屈するもベスト4へ進出した。
今大会、シード勢が順当に勝ち進んだ場合、4回戦で第9シードの
R・ガスケ(フランス)か第17シードの
N・キリオス(オーストラリア)、準々決勝で第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する組み合わせとなっている。
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