テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会3日目の24日、女子シングルス1回戦が行われ、今年の全豪覇者で第3シードの
A・ケルバー(ドイツ)は
K・ベルテンス(オランダ)に2-6, 6-3, 3-6のフルセットで敗れ、まさかの初戦敗退を喫した。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、ケルバーは第1セットから思うようなプレーが出来ず、凡ミスが多かった。このセットを落とすも、第2セットでは徐々に持ち味の粘りあるプレーが出始めてセットカウント1-1に。
ファイナルセットの第3ゲームが終了したところでケルバーがメディカルタイムアウトを要求。左肩の治療のため、一旦コートを去る場面もあった。
その後、流れがベルテンスに傾き始め、挽回の糸口が見い出せないまま敗れることになった。
ケルバーは、今年の全豪オープン1回戦で
土居美咲にマッチポイントを握られるも逆転で勝利して勢いに乗り、決勝では世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)をフルセットで破ってグランドスラム初優勝と共に、ドイツ人女子で元世界ランク1位の
S・グラフ(ドイツ)以来22年ぶりの四大大会タイトル獲得を果たした。
その後のクレーコート・シーズンでは、4月のポルシェ・テニス・グランプリで優勝を飾るも、その後のマドリッドとローマのマスターズでは初戦敗退を喫していた。
過去の全仏オープンでは2012年のベスト8進出が自己最高で、昨年は3回戦で
G・ムグルサ(スペイン)に敗れた。ケルバーが全仏オープンで初戦敗退となるのは2011年以来のこと。
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