テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会2日目の23日、男子シングルス1回戦が行われ、第5シードで世界ランク6位の
錦織圭が同116位の
S・ボレッリ(イタリア)と対戦し、2日間にわたる初戦を6-1, 7-5, 6-3のストレートで制してグランドスラム初優勝に向け好発進した。
>>全仏オープン対戦表<<前日の試合では、雨の影響により2度の中断を強いられ順延。この日は第3セットの第4ゲームから始まった。
モチベーションのキープが難しい中、集中力を高めて試合に挑んだ錦織は、第8ゲームでブレークに成功。続く第9ゲームを取りきり勝利を手にした。
2回戦では、世界ランク40位の
A・クズネツォフ(ロシア)と対戦する。クズネツォフは1回戦で
B・ベッカー(ドイツ)を6-2, 6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
昨年の全仏オープンでは日本男子で1933年の
佐藤次郎以来82年ぶりとなるベスト8進出の快挙を成し遂げた錦織。今年はグランドスラム初優勝を狙う。
グランドスラムでは2014年の全米オープンで自身初の決勝進出を果たし、
M・チリッチ(クロアチア)に敗れるも準優勝を飾っている。
今シーズンは1月の全豪オープンで2年連続3度目の8強入り、2月のメンフィス・オープンでは大会史上初の4連覇を達成。マイアミ・オープンでは自身2度目のマスターズ決勝進出を果たした。
クレーコート・シーズンでは4月のバルセロナ・オープン決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れ3連覇を逃すも準優勝。5月のマドリッド・オープンとBNLイタリア国際では世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に屈するもベスト4へ進出した。
今大会のシード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第33シードの
S・ジョンソン(アメリカ)、4回戦で第9シードの
R・ガスケ(フランス)か第17シードの
N・キリオス(オーストラリア)、準々決勝で第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する組合せとなっている。
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