男子テニスツアーのハッサン2世グランプリ(モロッコ/カサブランカ、クレー、ATP250)は10日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
F・デルボニス(アルゼンチン)が第3シードで19歳の
B・チョリッチ(クロアチア)を6-2, 6-4のストレートで下し、2014年のサンパウロ・オープン以来 約2年ぶり2度目のタイトル獲得を果たした。
この試合、ファーストサービスが入った時に80パーセントの高い確率でポイントを獲得したデルボニスは、チョリッチに1度もブレークを許すことなく1時間29分で勝利した。
今大会は2回戦で
T・デ=バッカー(オランダ)、準々決勝で第7シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、準決勝で
A・モンタネス(スペイン)を下しての勝ち上がりで、初戦から決勝まで1セットも落とすことなく優勝を飾った。
現在25歳デルボニスは、今年3月のBNPパリバ・オープンで
A・マレー(英国)を下す金星でマスターズ自身初の16強入り。11日の世界ランキングでは自己最高に迫る36位へと順位を浮上させている。
一方、敗れた19歳のチョリッチは、1月のチェンナイ・オープンに続くキャリア通算2度目の決勝進出だったが、タイトル獲得とはならなかった。
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