男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は14日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク53位の
F・デルボニス(アルゼンチン)が第2シードで同2位の
A・マレー(英国)を6-4, 4-6, 7-6 (7-3)のフルセットで下す番狂わせを起こし、4回戦へ進出した。
>>BNPパリバ・オープン対戦表<<2時間46分に及んだこの試合は、デルボニスにとってテニス人生最大の勝利となった。3年前のベット・アット・ホーム・オープン準決勝で
R・フェデラー(スイス)を下したこともあり、当時フェデラーは世界ランク5位だった。
デルボニスは「観客もマレーの応援が多かった中、よりプレッシャーを感じたけど、そんな試合もエンジョイして戦えた。どんな時でもチャレンジ。そのチャレンジで、こうして勝利を飾れてとても嬉しい。」と喜びのコメント。
第1セットを先取したデルボニスは第2セットを落とし、勝敗を決めるファイナルセットでもゲームカウント1-4とマレーにリードされて追い込まれた。
そこからデルボニスは3ゲームを連取してマレーに並ぶと、ゲームカウント5-5からのマレーのサービスをブレークして流れが傾く。
しかし、マレーも続くデルボニスのサービング・フォー・マッチをブレークする粘りを見せ勝利への執着心を発揮した。
ファイナルセットのタイブレークでもマレーにリードを許したが、その後デルボニスが5ポイント連取して勝利を手にした。
デルボニスは「このコートはあまり早くないから、気持ち良くプレーが出来る。こんなコートではスライスも有効だから好き。あまり早くないハードコートでプレーするのが好きなんだ。自分にとっては積極的なプレーをするのに、こんなコートが適している。」とマレーとは逆にこのコートに好感触を感じていた。
(STATS - AP)
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