男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/、ハード)は29日、シングルス4回戦が行われ、第12シードで世界ランク12位の
M・ラオニチ(カナダ)が同94位の
D・ズムル(ボスニア)を6-0, 6-3のストレートで下し、ベスト8進出を果たした。
>>マイアミ・オープン 対戦表<<この試合、ファーストサービスが入った時に79パーセントの確率でポイントを獲得したラオニチはズムルに1度もブレークチャンスを与えず、自身は4度のブレークに成功。最後はセンターへ11本目となるサービスエースを叩き込み、54分で準々決勝進出を決めた。
ラオニチは今季、開幕戦のブリスベン国際では決勝で
R・フェデラー(スイス)をストレートで下してシーズン初優勝。その後の全豪オープンでは4回戦で
S・ワウリンカ(スイス)、準々決勝で
G・モンフィス(フランス)を下し、準決勝で
A・マレー(英国)に敗れるも大会初の4強入りを果たした。
しかし、準決勝のマレー戦で太ももを痛めたラオニチは、その後出場予定だったABNアムロ 世界テニス・トーナメント、オープン13、アビエルト・メキシコ・テルセル男子、国別対抗戦のデビスカップを欠場。
復帰戦となった前週のBNPパリバ・オープン男子では
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
D・ゴファン(ベルギー)らを下して決勝進出。
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れてマスターズ初優勝とはならなかったが、今シーズンはここまで出場した大会でいずれもベスト4以上の成績を残している。
準々決勝では第24シードの
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。両者は今回が4度目の顔合わせで対戦成績はラオニチから2勝1敗。直近は昨年のウィンブルドン3回戦で、その時はキリオスが逆転で勝利している。
また、ラオニチはボトムハーフの上半分に位置しており、勝ち進むと準決勝で第6シードの
錦織圭(日本)と対戦する組み合わせとなっている。
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