男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は18日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)が第5シードの
錦織圭(日本)を6-4, 6-3のストレートで下し、1年10カ月ぶりのマスターズ優勝へ向けて準決勝進出を果たした。
>>BNPパリバ・オープン男子対戦表<<BNPパリバ・オープン男子で過去に3度優勝しているナダルは、32度の暑さの中、スタートから攻撃的に攻めてきた錦織に、第1セットはゲームカウント1-3とリードを許した。
しかし、劣勢に立たされるも冷静さを保ったナダルは、試合を通して89パーセントの確率でファースト・サービスを入れるなど、セカンド・サービスを攻撃してくる錦織対策を終止貫き、徐々に試合の流れを自分のものにした。
「序盤、彼(錦織)はとても早いテンポでボールをハードヒットしてきた。攻撃的だったし、サービスも良かった。しかし徐々にファースト・サービスの入りが悪くなり、第2セットでは彼のサービスをしっかり攻撃的にリターン出来るようになった。それは彼との対戦で、とても必要なこと。」とナダルは試合を振り返った。
「精神的にとても強気でいられたと感じている。正しいエネルギーを感じながら戦えた。すると、どんなボールに対しても積極的に打つことが出来た。」とナダルは、かつての自信を取り戻し始めているきっかけを感じていた。
「試合を通してずっと前向きでいられたし、自分自身を再び信じることが出来た。そう感じられたことで、よりエネルギーが沸いて、より緊張が減っていった。それは自分にとって、とても大切なこと。これまでのテニス人生でも、そう感じながらプレーをしてきたし、そんなプレーを取り戻すことが出来ているこの大会は、とても前向きに感じている。」
ナダルは決勝進出をかけ、第7シードの
JW・ツォンガ(フランス)を7-6 (7-2), 7-6 (7-2)のストレートで下した第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
(STATS - AP)
■関連ニュース■
・錦織 ナダルに完敗・ナダル ズベレフは「将来1位」・ナダルもドーピング? に反論