テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会初日の18日、トップハーフの男子シングルス1回戦が行われ、第7シードの
錦織圭が世界ランク34位の
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-4, 6-3, 6-3のストレートで下して初戦突破。錦織ブロックではシード勢が順当に勝ち進む中、錦織の天敵である第17シードの
B・ペール(フランス)が初戦敗退の波乱に見舞われた。
>>全豪オープン対戦表<<シードを与えられてもおかしくない相手のコールシュライバーに対し、第1セットから高い集中力で攻め続けた錦織。この試合、ファーストサービスの確率は60パーセント、そのうちファーストサービスが入った時に83パーセントの高い確率でポイントを獲得し、コールシュライバーに1度もブレークチャンスを与えず1時間54分で完勝した。
2回戦では世界ランク103位の
A・クライチェック(アメリカ)と対戦する。クライチェックは予選勝者の
ディ・ウー(中国)をスレートで下しての勝ち上がり。
錦織が位置するトップハーフの上半分のブロックでは、第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)と第26シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)がそれぞれ勝利して2回戦進出。しかし、第17シードのペールは格下の
N・ルービン(アメリカ)にストレート敗れ、まさかの初戦敗退を喫した。
昨年ペールは錦織と2度対戦して2連勝しており、錦織にとっては天敵。両者が勝ち進むと4回戦で対戦する組合せだったが、その可能性はなくなった。
その他では、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードの
R・フェデラー(スイス)ら上位シード勢は2回戦へ駒を進め、ペールと第22シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)は初戦敗退となった。
また、日本勢からは主催者推薦で出場の
西岡良仁が世界ランク41位の
P・クエバス(ウルグアイ)にストレートで敗れ、大会初勝利とはならなかった。
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