女子テニスツアーのシーズン開幕戦であるブリスベン国際女子(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は4日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)が予選勝ち上がりの
E・ヴェスニナ(ロシア)を6-2, 6-0で下し、2回戦進出を果たした。また、第4シードの
A・ケルバー(ドイツ)、第6シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)らシード勢が順当に勝ち進んだ。
世界ランク22位のアザレンカは、過去の同大会では2009年に優勝、2014年に準優勝を飾っている。昨年は1回戦で
Ka・プリスコバ(チェコ共和国)に敗れて初戦敗退を喫した。
勝利したアザレンカは、続く2回戦で世界ランク2位で第1シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。ハレプとは過去に3度対戦しており、対戦成績はアザレンカから2勝1敗。直近では昨年の全米オープン準々決勝で対戦し、ハレプがフルセットの末に勝利している。
第4シードのケルバーは、同35位の
C・ジョルジ(イタリア)と対戦。第1セットを落とすも第2セットから巻き返し、5-7, 6-3, 6-0の逆転勝利。第6シードのスアレス・ナバロは、主催者推薦で出場の
A・トムヤノヴィッツ(クロアチア)を6-1, 6-2のストレートで下した。
スアレス・ナバロは、昨年5月に自己最高位となる世界ランク8位を記録。しかし、その後は初戦敗退が相次ぎ思うような結果を残せずにいたが、徐々に本来の力を取り戻し、2015年を世界ランク13位で終えた。
第7シードの
B・ベンチッチ(スイス)は、
S・エラーニ(イタリア)を6-1, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。2回戦では予選勝ち上がりの
S・クローフォード(アメリカ)と対戦する。
現在18歳のベンチッチは昨年2大会でタイトルを獲得し、8月には自己最高位となる世界ランク12位を記録。有明にて行われた東レ・パン・パシフィック・オープンテニスでは、決勝で
A・ラドワンスカ(ポーランド)に敗れるも準優勝を飾った。
第8シードの
R・ビンチ(イタリア)は
J・ヤンコビッチ(セルビア)に3-6, 6-2, 6-4の逆転で勝利した。ビンチは昨年の全米オープン準決勝で女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)を破る金星をあげて四大大会初の決勝進出を果たした。2回戦では
D・チブルコワ(スロバキア)と顔を合わせる。
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