男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント(日本/ 神奈川県、ハード)は20日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
伊藤竜馬、第4シードの
添田豪、第5シードの
ダニエル太郎の3選手がベスト4進出を果たした。準決勝では、伊藤とダニエル太郎の日本人対決が実現となる。
伊藤は準々決勝で
J・トンプソン(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。第1セットを先取した伊藤は、続く第2セットでもタイブレークを振り切り、6-4, 7-6 (7-4)のストレートで勝利した。
決勝進出をかけて、伊藤は第5シードのダニエル太郎と顔を合わせる。両者は過去2度対戦しており、いずれも慶應チャレンジャーでの対決。対戦成績は1勝1敗となっている。
ダニエル太郎は、同日の準々決勝で
A・クドリャフツェフ(ロシア)を6-0, 6-3のストレートで下し、準決勝へ駒を進めた。前週の兵庫ノア・チャレンジャーで準優勝を飾っているダニエル太郎は、今回2大会連続の決勝進出を狙う。
また、20日の第1試合に組まれていた添田と
西岡良仁の日本人対決。両者は前週の兵庫ノアでも対戦しており、その時は西岡が添田から初勝利をあげていた。
本日行われた今年2度目の対戦。第1セットでは両者一歩も譲らない緊迫した展開が続き、タイブレークに突入。途中、審判のジャッジに対し西岡が抗議をするシーンがあり、その後集中力が切れた西岡の隙をついた添田がこのセットを先取すると、第2セットでは西岡に1ゲームも与えず勝利を手にした。
準決勝では、第2シードの
M・エブデン(オーストラリア)と対戦する。エブデンは同日の準々決勝で第6シードの
杉田祐一をフルセットの末に下しての勝ち上がり。杉田はファイナルセットまで持ち込む健闘を見せるも、逆転とはならなかった。
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