男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は19日、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンが行われ、4年ぶり7度目の優勝を狙う第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第8シードの
錦織圭(日本)を7-5, 4-6, 6-4のフルセットで下し、グループ1位通過で準決勝進出を決めた。
>>ツアーファイナル組合せ表<<第1セットを先取したフェデラーは第2セットを落とし、セットカウント1-1に。ファイナルセットの第3ゲームでは0-40と錦織に3本のブレークチャンスを与えてしまう。しかし、このピンチを切り抜けたフェデラーが試合の主導権を握り、第10ゲームでは最後スマッシュを決めて2時間10分で終止符を打った。
この試合でフェデラーは6度のブレークチャンスを全て活かした。
これに対し、錦織はフェデラーを上回る12度のブレークチャンスを握るも、ブレークした数はフェデラーを下回る5度。
この結果、グランドスラム歴代最多17度の優勝を誇り、34歳の現在も世界のトップで活躍する経験豊富なフェデラーの勝負強さが伺える試合内容だった。
トータルポイント数は錦織の93に対し、フェデラーは96。
17日に第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を下した時点で既に準決勝進出を決めており、今回は3勝目をあげてグループ・スタン スミス1位通過で決勝トーナメントに臨む。
過去のツアーファイナルでは6度の優勝を飾っており、昨年はジョコビッチとの決勝戦を前に棄権して準優勝に終わった。
■関連ニュース■
・フェデラー1位 錦織は17位に・錦織「ずるい」 7選手を羨む・錦織 敗戦もフェデラーに猛攻