男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は19日、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンが行われ、史上初の4連覇を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-3, 7-5のストレートで下して2勝1敗とし、4年連続6度目の準決勝進出が確定した。
>>ツアーファイナル組合せ表<<同日行われた試合で、第8シードの
錦織圭(日本)が第3シードの
R・フェデラー(スイス)に敗れグループリーグ敗退が決定したため、残るイスをジョコビッチとベルディヒが争っていた。
この試合の第1セット、ジョコビッチは第2ゲームでブレークに成功し、自らのペースで試合が進んでいくかと思われたが、続く第3ゲームでブレークバックされる。その後、第8ゲームでブレークして第1セットを先取。
この時点でセット数の関係上、ジョコビッチの準決勝進出が確定となった。
第2セットも一進一退の展開が続くも、第11・第12ゲームを連取したジョコビッチがストレート勝ちをおさめた。
両者の対戦は今回が23度目でジョコビッチは対ベルディヒを21勝2敗とした。
今季ジョコビッチはツアー10勝を飾っており、グランドスラムでは全豪オープン・ウィンブルドン・全米オープンの3大会で優勝するなど、圧倒的な強さを見せている。
今大会はフェデラーが3連勝で1位通過のため、2位通過となったジョコビッチは準決勝でグループ・イリ ナスターゼの1位の選手と試合することになった。
今年で9年連続ツアーファイナル出場のジョコビッチは現在3連覇中。
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