男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は18日、グループ・イリ ナスターゼの予選ラウンドロビンが行われ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第7シードの
D・フェレール(スペイン)を7-5, 6-2のストレートで下し、1勝1敗とした。この結果、第5シードの
R・ナダル(スペイン)の準決勝進出が決まり、フェレールの予選ラウンドロビン敗退が決定した。
>>ツアーファイナル組合せ表<<初戦でワウリンカはナダル、フェレールは第2シードの
A・マレー(英国)に敗れており、黒星スタートとなっていた。
今回の試合でワウリンカは序盤でフェレールにリードを許し、ラケットを投げてしまうシーンも見られた。しかし、第9ゲームで2本のダブルフォルトを犯すフェレールの隙をついてブレークバックするとワウリンカは勢いに乗り始め、第11・12ゲームを連取して第1セットを先取。
第2セットは試合の流れがワウリンカに傾き、フェレールを圧倒した。
両者は今回が14度目の対戦で、ワウリンカは対フェレール戦を7勝7敗のタイにした。
ワウリンカは今回の勝利で準決勝進出の可能性を残した。ツアーファイナルでは2013年の初出場から2年連続でベスト4入りを果たしており、予選ラウンドロビンで敗退したことはない。
今年は全仏オープンでは準々決勝で
R・フェデラー(スイス)、決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り優勝し、2014年の全豪オープンに続き2年連続でグランドスラムでのタイトルを獲得している。
一方、敗れたフェレールは初出場した2007年のツアーファイナルでナダル、ジョコビッチ、
R・ガスケ(フランス)に勝利して予選突破。準決勝で
A・ロディック(アメリカ)を下して決勝進出を果たしたが、決勝でフェデラーに敗れて準優勝に終わった。
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