男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は17日、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンが行われ、第8シードの
錦織圭が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を7-5, 3-6, 6-3のフルセットで下して通算1勝1敗とし、2年連続の準決勝進出に望みをつないだ。
>>ツアーファイナル組合せ表<<3年ぶりとなった両者の対戦、過去3勝1敗と相性が良いベルディヒに錦織はドロップショットやネットプレーなどでリズムに乗った。
そしてサービスキープが続く中、第11ゲームでダブルフォルトを犯すベルディヒの隙をついた錦織がブレークに成功、続く第12ゲームでは最後フォアハンドのウィナーを決めて第1セットを先取する。
第2セットは第1ゲームでミスを重ねるベルディヒに錦織がラブゲームでブレークし、ゲームカウント2-0とリードする。しかし、第4・6ゲームでブレークを許したことでベルディヒに勢いを与えてしまい、セットカウント1-1に。
勝敗を決めるファイナルセットは第8ゲームでブレークに成功、第9ゲームではサービスキープしてゲームセットとなった。
大会初日に錦織は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に完敗を喫して黒星スタートとなったが、今回の勝利でグループ・スタン スミスで上位2選手が進出する準決勝への望みを残した。
昨年、初出場したツアーファイナルでは予選ラウンドロビンを突破して準決勝進出するも、ジョコビッチにフルセットで敗れて決勝進出とはならなかった。
今年は世界ランク1位のジョコビッチ、同3位の
R・フェデラー(スイス)、同6位のベルディヒのグループ・スタン スミスに分けられている。
一方、ベルディヒは初日にフェデラーにストレートで敗れていたため、通算0勝2敗と崖っぷちとなった。
同日には1勝しているジョコビッチとフェデラーも対戦する。
■関連ニュース■
・完敗の錦織「恥ずかしい」・錦織「ずるい」 7選手を羨む・錦織 4強の鍵はベルディヒ戦