男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は8日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードの
A・マレー(英国)を6-2, 6-4のストレートで下し、3連覇達成と同時に、大会4度目の優勝を飾った。今回のタイトル獲得は史上初となる同一シーズンにマスターズ6大会制覇の快挙となった。
>>パリ・マスターズ対戦表<<決勝戦、世界ランク1位のジョコビッチは同3位のマレーに1度のブレークを許すも、セカンドサービス時には72パーセントの高い確率でポイントを獲得する安定したサービスゲームを展開。さらに9度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、1時間32分で今季10勝目、ツアー通算58勝目をあげた。
8月のシンシナティ・マスターズ決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れて以降、負けなしのジョコビッチは全米オープン、チャイナ・オープン、上海マスターズ、今大会を制したことで連勝記録を22に伸ばした。
また、今回ジョコビッチがマレーに勝利したことで対戦成績は21勝9敗となった。
一方、準優勝のマレーは初のパリ・マスターズ制覇とはならなかった。
今大会には
錦織圭(日本)が第6シードで出場するも、3回戦で第10シードの
R・ガスケ(フランス)と対戦した際に左脇腹を痛めたことで途中棄権を申し入れ、ベスト8進出を逃した。
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