男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は5日、シングルス3回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)は相性の悪い第10シードの
R・ガスケ(フランス)に6-7 (3-7), 1-4の時点で途中棄権を申し入れ、2年連続のベスト8進出とはならなかった。
>>パリ・マスターズ対戦表<<第1セットで7度きていたブレークチャンスを活かせず、その後のタイブレークを落とす。続く第2セット、第5ゲーム終了後に錦織がメディカルタイムアウトを要求し、左腹を治療。その後は戦うことが出来ず第6ゲームで棄権を申し入れた。
昨年同大会で錦織はベスト4進出を果たし、その後行われた最終戦に出場していた。今年も出場は確定しているが、今大会で不安要素を抱える状況となった。
勝利したガスケは、準々決勝で第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する。
この日マレーは、第16シードの
D・ゴファン(ベルギー)を6-1, 6-0とわずか53分で下し、順当にベスト8進出を決めている。
圧倒的な強さを誇る第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は、第14シードの
G・シモン(フランス)と対戦。6-3, 7-5のストレートで勝利して準々決勝進出を決めた。
また、その他のシード勢では第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)、第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第7シードの
R・ナダル(スペイン)、第8シードの
D・フェレール(スペイン)が8強入りを果たした。
一方、上位シード勢が順当に準々決勝進出を決める中、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第13シードの
J・イズナー(アメリカ)に6-7 (3-7), 6-3, 6-7 (5-7)のフルセットで敗れ、早期敗退を喫した。
この結果、上位シード勢ではフェデラーと錦織の2選手が8強を前に姿を消すこととなった。
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