男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は5日、シングルス3回戦が行われ、第13シードの
J・イズナー(アメリカ)が第3シードの
R・フェデラー(スイス)を7-6 (7-3), 3-6, 7-6 (7-5)のフルセットで破り、ベスト8進出を決めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<イズナーはこの日の勝利を、テニス人生のトップ5に入るものだと表現した。しかもそれは、憧れのフェデラーから飾ったことで更に特別なものとなった。
「彼(フェデラー)は素晴らしいプレーヤー。1番好きな選手だし、史上最高の選手だと自分は思っている。そんな彼からの勝利は非常に大きな意味があるし、とても誇りに思う。」とイズナー。
持ち味であるビッグ・サービスに加え、この日のイズナーは繊細なタッチのプレーも見せていた。際立ったのはファイナルセットの第5ゲームでフェデラーにブレークポイントを握られた場面だった。ネットへ出たイズナーは、鮮やかなバックハンド・ボレーを決めてそれをしのいだ。
「あのポイントは、間違いなく自分を救ってくれた。あそこでブレークされていたら、結果は恐らく変わっていたと思う。」と30歳のイズナーは試合を振り返った。
準々決勝でイズナーは第8シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する。フェレールはこの日、
G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-7 (4-7), 6-1, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
(STATS - AP)
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