男子テニスツアーのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード)は25日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
D・フェレール(スペイン)がノーシードの
S・ジョンソン(アメリカ)を4-6, 6-4, 7-5の逆転で下し、今季5勝目、キャリア通算26度目の優勝を飾った。
決勝戦、フェレールはジョンソンの強打に押され第1セットを落とすも、セットカウント1-1に追いつく。ファイナルセットでは第11ゲームでジョンソンのダブルフォルトによりブレークに成功。最後はジョンソンのバックハンドがネットにかかり、2時間14分でフェレールが勝利した。
今回の優勝でフェレールは「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で500ポイント獲得し、26日に発表された「RACE TO LONDON」では
錦織圭(日本)と同位の7位へ浮上した。同ランク上位6名の
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、
R・フェデラー(スイス)、
S・ワウリンカ(スイス)R・ナダル(スペイン)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)は既に出場を決めている。
一方、フェレールに敗れ準優勝に終わったジョンソンは、ツアー初のタイトル獲得とはならなかった。
フォアハンドの強打とバックハンドのスライスで緩急をつけたテニスが武器のジョンソンは、今年のシティ・オープン準決勝で
J・イズナー(アメリカ)からマッチポイントを掴むも、決勝進出を逃していた。
今大会ではツアー初の決勝進出だったが、フェレールに一歩及ばなかった。
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