19日に発表された今季の大会獲得ポイント上位8名のみが出場出来る、11月15日から開幕する男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)の出場権をかけた「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で7位の
錦織圭(日本)。現在射程圏内となっているが、まだ出場は確定していない。
今年8月のモントリオール・マスターズ準々決勝で、
R・ナダル(スペイン)から初勝利をあげてベスト4進出を決めてからは、勢いに欠けてしまっている。
今季はメンフィス、バルセロナ、ワシントンDCで3勝をあげているが、昨年準優勝を果たした全米オープンでは1回戦で
B・ペール(フランス)に敗れてまさかの初戦敗退。
その後デビスカップで2勝して日本のワールドグループ残留に貢献するも、ディフェンディングチャンピオンとして出場した楽天ジャパン・オープンでは、準決勝でまたもペールに敗れ、大会2連覇を阻まれる形となった。
さらに、先週の上海マスターズでは難敵
N・キリオス(オーストラリア)に勝利したが、2回戦では今季2連勝していた
K・アンダーソン(南アフリカ)にストレート負けを喫し、昨年に続き今年も早期敗退を強いられた。
昨年初出場を果たした最終戦に、2年連続出場を狙っている錦織。既に
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、
R・フェデラー(スイス)、
S・ワウリンカ(スイス)、R・ナダル、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)の6選手の出場が確定しており、残る枠は2つ。この2枠を争い、錦織は今後スイス・インドアとパリ・マスターズの2大会に出場する。
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