女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は21日、シングルス1回戦が行われ、主催者推薦枠で出場の
大坂なおみ(日本)が世界ランク40位の
B・ストリツォワ(チェコ共和国)に5-7, 2-6のストレートで敗れて初の本戦1回戦は黒星となった。
この試合の第1セット、大坂は第1ゲームからストリツォワに3ゲーム連取を許す一方的な展開に。その後はサービスキープが続くもゲームカウント2-5と追い込まれた。
そこから怒涛の追い上げを見せた大坂は、持ち味の力強いプレーで3ゲーム連取してゲームカウント5-5に。しかし、第12ゲームでストリツォワにブレークされてこのセットを落してしまう。
続く第2セット、大坂は180センチの身長から放たれる高速サービスや華麗なパッシングショットなどでストリツォワを攻めるも、経験の差は埋められず1時間36分で敗れた。
17歳の大坂は、ハイチ出身の父親と日本人の母親とのハーフで、恵まれた体格から「和製セリーナ」との声も高い。昨年のバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラッシックで、元世界ランク4位の
S・ストーサー(オーストラリア)を下したことで、その名を世界に知らしめた。
今大会には2013年から2年連続で予選に出場していたが、いずれも1回戦で敗れていたため今回初の本戦出場となった。
今季は5月に行われたカンガルーカップ国際女子オープンで準優勝。また、先日まで同じく有明で行われていたジャパン・ウィメンズ・オープンテニス2015にも出場していたが本戦1回戦で敗れている。
一方、勝利したストリツォワは、2回戦で第3シードの
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する。
2回戦へ駒を進めたストリツォワ
■関連ニュース■
・17歳大坂なおみ WCで東レ出場・大坂なおみ 逆転勝利で決勝へ・江口落胆 マッチ凌ぐも力尽きる